痔の手術リアル体験記byタカぴょん

痔の手術を4回した経験を踏まえた、生々しくかつ面白く痔について物語るブログです。

【痔の手術リアル体験記】東急の切符券売機で現金が引き出せるってよ、スマホQRで

ラリホータカぴょん21です。

 

 今朝、車の中でFM(クロノス)を聴いていたら、こんなようなニュースをやっていました。なんでも東急電鉄切符券売機で現金がおろせるようになったそうです。もちろんキャッシュカードは使えませんので、QRコードを使ったスマホによって操作するとのことです。おろせる金額は10,000か20,000か30,000円だそうです。参入している金融機関は横浜銀行郵貯銀行だと言うことです。

 

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駅でもお金が引き出せる!

 解説者による説明もありましたが、ちょっと物足らなかったので私のわかる範囲で補足をしておきたいと思います。一応私、銀行員を30年以上やってますので、一般の方よりはそれなりの知識があるつもりです。(笑)

 

 なぜ東急電鉄がこのような事業に参加したのか、と言う説明がありました。最近はスイカ電子マネーの普及によって、そもそも券売機の利用度が極端に少なくなっているそうです。言われてみるとそうですね、ほとんど券売機には並んでいません。でも設置している以上は稼働していないと効率が悪く、コスト高の要因になってしまう、と言う理由で少しでも券売機の利用度をあげたいとの考えが、電鉄側の動機になっているそうです。当然、顧客利便性の向上、他電鉄との差別化にもつながります。

 

 一方で金融機関側としてはどうなんでしょう。金融機関にとって現金の保有やATMの稼働維持は大きな固定費になっています。非常に大きなコストです。業界としてはできるだけ削減していきたいのが本音です。この10年、コンビニATMが普及して銀行自前のATMの設置台数は徐々に減少しつつあります。しかしまだまだたくさんあるのが現状です。金融界としては、少しでも現金をキャッシュアウトできる場所を増やし自前自ATMの設置台数を減らしていきたい、といったところが動機になると思われます。

 

 お客様にとっては、お金をおろせる場所が増える事は単純に利便性の向上になりますので、何も悪いところはないと思います。ただビジネスモデルとしてどうかと言うと、当然金融機関が電鉄側に手数料を払う形と思われますので、(もちろんその金額は分かりませんが)商売として成立するかどうかというところは不明です。ただ券売機でのキャッシュアウトが多少でもあれば、相対的に自前ATMが利用される量は減るはずであり、ある程度減ってくれれば思い切って、その自前ATMを撤去することが可能となってきます。

 

 金融機関にしてみると、ATMを減らしたいと思っても相応の利用件数があればなかなか踏み切ることができません。いきなり廃止すれば当然利用者からのクレームにつながりますし、それがもとで個人顧客離れを起こしたら大変なことになってしまいます。しかし相対的に利用件数が1割でも2割でも減少すれば、想定されるクレームも減りますし、思い切って撤去に踏み切れると言うわけです。ので、切符券売機との提携自体では当然収益を生むものではありませんが、それに伴って自前ATMの一部を撤去することによって、相応のコストカットにつなげることができると言う目算なんだと思われます。

 

 今回切符券売機でのキャッシュアウトが話題になっていますが、同じような仕組みは既に導入されています。先行したのはスーパーでのレジですね。デビットカードを使って買い物した際に、お釣りを現金でもらうとか、あるいは単独で引き出すとか、という仕組みは既に導入されています。ただそれにはデビットカードを持っていることが前提になりますし、今回話題になったようにスマホだけでできちゃう、と言うところがミソなんでしょう。

 

 番組MCからは、

「最近はちょっとスマホにいろんな機能を頼りすぎなんじゃないか?」

との指摘もありました。なるほど、とも思いますが、そもそもスマホは電話ではなく超小型のコンピューターであり、これを持ち歩いている以上、今後もますますスマホにいろんな機能が付加され、更に便利な社会が作られていく事は間違いないでしょう。

 

 そう言えば、以前ホリエモンが、「ビル・ゲイツのすごいところは、i-Phoneを売り出した際に、『電話もできる小型PC』ではなく、『基本的に電話だけど、小型PCもついている』と喧伝したこと」だと言ってました。それが逆だったら、これほどまでにi-Phoneは普及しなかっただろうと言ってました。

 

 関係ないけど、この掃除機連休中に買ったんだけど、6千円ですごいパワーです!

いい買い物でカミさんにも喜んでもらいました。

以上初めて金融関係のネタをレポートしました。

 ではまたタカぴょん21でした。

ラリホー