【痔の手術リアル記】便秘解消の味方!レジスタントスターチが注目される理由
先日下記のテレビ番組について紹介しました。
5月4日(土)NHK総合 朝6:25~6:30
美と若さの5分レッスン「便秘解消!レジスタントスターチ」
私も見ましたので、さっそくその内容をレポートしておきます。
こちらは前回のご紹介。
1.レジスタントスターチとは?
レジスタント=難消化
スターチ=でんぷん
の意味になるそうです。「スターチ」はコーンスターチとかでなじみがある言葉ですが、「レジスタント」は難しいですね。「抵抗勢力?」みたいなイメージはありますけど...番組に出ていた岐阜大学の教授によると、レジスタントスターチは「新しい食物繊維」とも言われており、最近研究が盛んに行われてきているようです。番組ではネズミを使った実験をやってました。異なる中身のえさを与える実験です。
ネズミA:普通の餌
ネズミB:食物繊維を混ぜた餌
ネズミC:レジスタントスターチを混ぜた餌
これら3匹の糞を比較します。すると、Aの糞の量を1とすると、Bはその約2倍、CはBの約2倍となっていました。見た目にも明確にわかる違いとなっています。すなわち便の状態が改善され便通が良くなり、その結果糞の量にも格段の変化があったということです。これは人に対しても同様の効果を与えることになります。
さらに量だけでなく他にも違いがありました。Aのネズミの糞が黒っぽくてカチカチです。Bの糞は白っぽくてしっかりした糞、そしてCの糞は一つ一つがとにかく大きいです。これは水分を多く含んでいるためで、硬さも軟らかくなっています。その分排便もしやすくなっており、排便にはとても有効な食物になります。また消化器の消化吸収も緩やかにするため、血糖値の上昇も緩やかになり、それに伴ってインシュリンの出方も緩やかになるそうです。糖質の一部なので確かに血糖値は上がるわけですが、このことによって血糖値の上昇も抑えられ、脂肪もつきにくくなるそうです。
2.食物繊維との比較
食物繊維が豊富に含まれている野菜は、実際のところほとんどが水分でできています。含まれる食物繊維は思うほど多くはありません。例えば、
きゅうりの場合100グラム中の食物繊維の量は1.1g
玉ねぎ→1.6g
トマト→1g
食物繊維が多そうなキャベツ→ 1.8g
1日で必要とされる食物繊維は、成人女性の場合18gとされており、もしこの18gの食物繊維を上記の野菜で全てとるとすると、なんと1.3㎏の量を食べなくてはならないことになってしまいます。バケツ1杯ぐらいありますよね。
しかし糖質の中にある、食物繊維と同じ働きをする成分、すなわちレジスタントスターチであれば、そんな大量の食材を食べなくても充分摂取できるというわけです。
3.レジスタントスターチが便秘にいい理由
食物繊維には水溶性と不溶性の2種類があります。
水溶性⇒腸のぜん動運動の促進、便を軟らかくするし排便を促す効果。
不溶性⇒便の量を増やして排便を促進する効果。
レジスタントスターチ⇒水溶性と不溶性の特性を併せ持っています。
4.レジスタントスターチの摂取方法
宮城教育大学の教授によると、レジスタントスターチを摂取するお得な料理法は、煮るあるいは蒸す、調理法がよく、そして食べる前に冷蔵庫で冷やすとさらに効果的であるそうです。レジスタントスターチは、ごはんや食パン、トウモロコシ、パスタ、イモ、マメ類等に多く含まれているそうですので、これらの食材を使った料理を作ると良いと言うことになります。食べたいものが多いです。
食品100gあたりのレジスタントスターチの量を比較すると以下の通りなります。
調理済みの白米→2.1g
食パン→1.2g
ライ麦パン→3.2g
コーンフレーク→3.1g
調理済みのサツマイモ→1g
調理済みのじゃがいも→1.3g
調理済みのインゲン豆→1.2g
これならバケツ一杯食べる必要はありませんね。
以上NHKテレビ番組、『美と若さの5分レッスン「便秘解消!レジスタントスターチ」』よりお伝えしました。なお、更に詳細に知りたい方はこちらのサイトに写真や図も多用して説明がありますので、参考にしてください。
痔の改善と予防のため、便秘解消に「踏ん張り?」ましょう!
タカぴょん21でした。
ではまた、ラリホー!